清宮が満塁弾、高校通算105号 早実が西東京大会16強:日本経済新聞
うといもので、最近彼の存在を知りました。
すごいですねー。早実かあ…。
清宮が満塁弾、高校通算105号 早実が西東京大会16強:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK10144_X10C17A7000000/
夏のかいだん
うちの集合住宅は13階建てである。
13階。いやー、タワーとはいわないけど、結構な高さだ。ちょっと自慢である。
…ぼくら家族は6階に住んでるけどね。
うちの集合住宅は、各階のデザイン・外観、各戸の外観はほぼ同じ。
宅急便のおにいさま泣かせの建物である。
うちの集合住宅は、エレベーターが全階には停まらない。
3階、5階、7階、9階に停まる。
6階のわがやに帰るには、1階にある呼び出しキーで部屋番号を押して家族に1階のゲートを開けてもらうか、IDカードで自分でゲートを開け、エントランスのエレベーターで5階まで上がり、そこから階段を1フロア上がって6階に、という段取りだ。毎日のことだから、間違えたことはない。なにしろ、ここには20年近くすんでいるのだから。
今日は、職場で納涼会があった。
いろいろ、いろいろややこしい時期で、ちょっと現実逃避をしたかったこともあり、ぼくはふだんよりも多めに酒をのみ…いや、酒に飲まれ…なんとか終電の私鉄電車に乗り込み、途中、なんどか寝落ちしながら、地元の駅ではしっかり電車を下り、タクシー乗り場の長い列に耐え、タクシーの乗り、駅から20分のわがやのある13階だて集合住宅前までなんとかたどりついた。
1Fのゲートを開けるためにうちの奥さんを起こすのは、はばかられた。なにしろ夜中の2時を過ぎている。奥さんも明日は直訪だっと言ってたしな。
よし、IDカード。ちゃんと持っている。えれいぞ、おれ。ゲート、オープン。開けゴマだ。
エントランスに入り、エレベーターに乗り、5階のボタンをおし、またちょっと寝落ちして…停止階でおり、ふらふらしながら1階分の階段をあがり、自宅前にたどりついた。ここでピンポーンを鳴らしたら、ダメだ。奥さんをおこしてしまうじゃないか。
そうだ、うちのカギでドアあければいいじゃないか。
ドアのかぎをがちゃがちゃあけようとした。
あかない。
よっぱらってるからか?
10分くらい、がちゃがちゃがちゃしてみる。
あかない。
しかたない。
いったん1階におりて、やっぱり奥さんをおこしてゲートをあけてもらい、わがやのドアもあけてもらおう…
んんん?1フロア階段を下りてエレベーターホールのフロア数をみたら、なぜか、3階だった…ということは、さっきおれは4階の、他人の自宅のドアを、10分以上こじあけようとしていた、ということか?
エレベーターホールや、各戸の玄関ドア前に、じーっと防犯カメラが休まず録画を続けていることを思い出した…
*フィクションです。